| 今回は、博物館にある身近なアンティークの特集です。
<陶磁器> ヴィクトリア&アルバート博物館
<ドールハウス> ベスナル・グリーン子供博物館
<家具・インテリア> ジェフリーミュージアム
手が届きそう…でも、残念ながら値段はついていません。
[ヴィクトリア&アルバート博物館]
Victoria & Albert Museum
<入場料:£5 学生無料>
South Kensington 駅より徒歩5分
その名の通りヴィクトリア時代に作られたミュージアムで、全長で13キロに及ぶ通路を持つヴィクトリア&アルバート博物館(通称V&A)は、まるで巨大迷路。部屋数は145もあり、お目当ての物を探し出すのは容易なことではありません。
V&Aのメインの展示物はドレス・コレクション、ロイヤル・コレクション、ジュエリー等ですが、今回の私の目的は「展示物」としてのスージークーパーを見ること。ふだんから馴染み深いものだけに、ミュージアムではいったい何がどんなふうに展示されているのか興味津々でした。
受付で、日本語で書かれた「地図索引」というおおざっぱな案内をもらって中に入ります。スージークーパーは「Dフロアの139−140 イギリスの磁器」という部屋辺りにあると予想をして出発しましたが、なかなかそのDフロアにさえ辿り着くことができません。学芸員のおじさんをつかまえてDフロアへの行き方を確認したのですが、途中乗るべき「エレベーター」すらV&Aでは展示室にしまいこんであり、なかなか見つけることができません。たまたま案内のついた館内ツアーの一行5〜6人が通りかかり、まるで壁の一部としか思えなかったエレベーターの扉が開いたので、私もなんとかそれに乗り込むことができました。
多くの人がスージークーパーまで行きつけずに途中で挫折しているのも頷けるというものです。D139の近くに「D137 ウエッジウッド」という部屋があるのですが、ここにはウエッジウッドだけでなく、スージークーパー、コンランのデザインしたミッドウィンター、プールなども展示されていました。ここでミッドウィンターやプールに出会えるとは思っていなかったので、思わぬ大収穫でした。
……・…・…・・・★ ……・…・…・…・・・★ ……・…・…・・・
[ベスナル・グリーン子供博物館](V&Aの分館)
Bethnal Green Museum of Childhood
<入場無料>
Bethnal Green駅の改札を出て、右手地下道を通り地上へ、徒歩3分子供の遊び場が建物の1階と3階にあるので、子供達が大勢いていつも大変騒々しいのですが、「子供博物館」という名前にだまされてはいけません。
ここに展示されているのは、ドールハウス、人形、テディベア、ミニチュアの家具や雑貨等々。しかも、すべてアンティーク。数も多く、ドールハウスの好きな人には超おススメのスポットです。また、マッキントッシュが設計した「ヒルハウス」がドールハウスとして置かれていたりしますので、建築の好きな方にも一見の価値ありです。ただしライティングがとても貧弱なので、薄暗く、ドールハウスの奥の方まで見えないのが難点といえます。懐中電灯を持って行くといいかもしれません。
さらに圧巻は、ミニチュアのキッチン用品。鍋、やかん、フライ返し、ディナーセットにティーセット等大きさを示すプレートがなければ、まるで本物です。
ここで撮った写真を数点ホームページの方にアップロードしておきますので、興味のある方はご覧になってください。(写真は全部フラッシュを使って撮っています)
……・…・…・・・★ ……・…・…・…・・・★ ……・…・…・・・
[ジェフリーミュージアム] Jeffrye Museum
<入場無料>
Liverpool Street駅から242番または149番のバスに乗り、ジェフリーミュージアムという名前のバス停で降ります。
帰りは、ジェフリーミュージアムのバス停はリクエストなので、手をあげて止める方式です。なにもしないで立っていると、いつまで経ってもバスは止まってくれません。
駅からとっても遠いミュージアムです。地図で見ると、Liverpool
Street駅から歩いて行けそうに思えるのですが、歩くと20分以上かかります。途中、人通りが少なくちょっとあぶなそうな通りなどもあるので、バスを使うのがベター。
入口を入るとすぐに受付があります。「はじめて?」と聞かれたので「はい」と答えたら、簡単に館内の案内をしてくれました。入場無料なのですが、セルフクロークにコートを預けてゆっくりと館内を回ることができます。
ここでは17世紀から現代まで、過去400年間の英国家庭のインテリアを見ることができます。年代別に部屋が別れているので、自分がどの時代のイギリスが好きなのかが一目で分かり、インテリアコーディネートの参考になります。
1930〜1939年の部屋にはスージーク−パーのドレスデンスプレイのチューリーンや皿が。また、20thCentury Styleのコーナーには、Jessie Taitデザインのミッドウインターのコーヒーセットが展示されています。
ここでは展示物以外にもカフェがあり、中庭を眺めながら、スコンと紅茶を楽しむことができます。ただ、スコンにはクロテッドクリームがなく、バターだけなのが「ちょっと…」でした。私が訪れたのは真冬ですが、4月からはハーブガーデンも開園するそうです。
V&Aなどと較べるととても小さいミュージアムですが、内容は充実しています。
|